ゴミ屋敷に関する自治体の条例や事例を紹介します

MENU

ゴミ屋敷と自治体

ゴミ屋敷の事例が増え、条例を制定する都市も増えました。
全国的に同じ法律で取り締まることはできていませんが、各都市で条例が制定されています。
ゴミ屋敷に関連する条例ができた背景や内容を知りましょう!
ゴミ屋敷 自治体 01

ゴミ屋敷や汚部屋による問題

ゴミ屋敷や汚部屋は、見た目の汚らしさから景観を乱すだけでなく、鼻をつくようなゴミの臭い、生ごみと人間の生活臭と害虫が生み出す異臭、不衛生で、周囲に病気を撒き散らすような存在です。
ゴミ屋敷やゴミ部屋は、住人だけでなく、その周囲に住む人、周りの家で生活をする人にも確実に悪影響を与えます。

ゴミ屋敷の住人は病気を抱えていることも

ゴミ屋敷やゴミ部屋の住人は、精神的な病気などを抱えてゴミを捨てることができずに溜め込んでいることがあります。
テレビのワイドショーなどで取り上げられるゴミ屋敷の住人は、周囲に声を荒げたり、「自分の家だから自分が好きにしてもいいだろう」と食ってかかるような人が多いです。
テレビ的に面白いので、そのような人を積極的に紹介しています。
しかし、ゴミ屋敷の住人全員がそのような気性の荒い人というわけではありません。
ゴミを捨てることで自分の大切なものが離れていく不安感に襲われる、落ち込むことがあって以来生きる気力をなくしてしまいゴミ捨てがなおざりになっている、など周囲には予想もしていなかったような理由でゴミ屋敷やゴミ部屋を作っていることもあります。
そのため、ゴミ屋敷の扱いは非常に難しいです。

ゴミ屋敷や汚部屋を見かけたらまず自治体に通報する

近所や住んでいる地域に汚屋敷を見つけたら、なるべく多くの人が自治体に報告や通報を行いましょう。
自治体も、多くの住人が迷惑をしていることを認識すると、重い腰を上げて動き出します。
自治体の担当者による訪問、住人へ事情聴取を行い、今後の解決への道が動き出します。
ゴミ屋敷 自治体 02

具体的にどのような条例があるのか

大阪市ではかねてからゴミを溜め込んだ家などが報告されていましたが、マスコミの報道によって市内のゴミ屋敷が大きく取り上げられ、各区で対応されていたゴミ屋敷問題について市をあげて検討することとなりました。
「大阪市住居における物品などの堆積における不良な状態の適正化に関する条例」が2013年12月2日に制定、翌年の3月1日に施行されました。

2013年には世田谷区のゴミ屋敷からミイラ化した遺体が見つかりました。
ゴミ屋敷に関して、「世田谷区住居等の適正な管理による良好な生活環境の保全に関する条例」が2016年3月8日に制定、4月1日から施行されています。

横浜市では、市内各地でゴミ屋敷が散見されたことをきっかけに条例ができました。
対策が検討された結果、「横浜市建築物等における不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための支援呼び措置に関する条例」が2016年9月26日に制定、12月1日から施行されています。

愛知県豊田市では2015年、ゴミ屋敷を出火元として木造2階建てのゴミ屋敷が全焼しただけでなく、隣の3棟にも火が燃え移るという痛ましい火災が起きました。
2016年3月31日に条例を制定、4月1日に施行されています(「豊田市不良な環境を解消するための条例」)。

他にも、足立区や神戸市などの条例もあります。
各地でゴミ屋敷に対する条例が制定される中、日本の高齢化が進み、ゴミ屋敷に対する行政の動き方は「条例」でいいのでしょうか。ぜひ議論が進んでほしいポイントでもあります。

最後に

ゴミ屋敷の住人は必ず高齢である、という方程式はありませんが、人間は高齢になると生前整理や遺産・遺品の整理など、身の回りを片付けることを考える時期がきます。
しかし高齢になると、体の自由も聞かず、判断力も衰えてきます。

ゴミ屋敷を作ってしまい周囲に迷惑をかけ、自治体の税金を使って片付けをさせるようなことのないよう、自分や家族、親族や親しい友人がゴミ屋敷を作ることのないよう、見守ることも大切であると言えるでしょう。

もし仲間内でうまく解決できないときには、ゴミ屋敷の片付けに手慣れた業者や、不用品回収業者など第三者の片付け業者の力を借りてみませんか。
経験も多く、様々なゴミ屋敷の片付けに手慣れています。
ゴミ屋敷 自治体 03