ゴミ屋敷・汚部屋になってしまう心理や病気

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ゴミ屋敷になる心理と病気について

ゴミ屋敷を作ってしまう心理状態は特殊で、実は精神面や体力面で病気を抱えていることもあります。
ゴミ屋敷は悪だ、今すぐに片付けろと罵声を浴びることが解決方法ではありません。
ゴミ屋敷を作ってしまう心理や病気について、いくつかの事例を紹介します。
ゴミ屋敷になる心理や病気の事例

体が動かないためゴミの運び出しができない、掃除をする気力がない

病は気から、という言葉があります。
なにかに心がとらわれると、健康な人も体が動かなくなってしまうようなことは実際にあるのです。

家族やペットと死別した、失恋をした、大切な人や物を失ったことなどをきっかけに喪失感を深めて、絶望してしまう人は多いです。
じわじわと病気が進行していき少しずつ相手が弱っていく姿を見るようなシーンにも心が痛んでしまうものですが、人をショックの崖に突き落とすのは「さっきまで一緒にいたのに、車にひかれて即死してしまった」「発作でそのまま帰らぬ人となった」など、急に誰も予測していなかった展開になったときです。

大切な存在をなくしたショックが大きすぎて、後追い自殺するようなことさえ考えられず、ただただ絶望し、何もする気が起きず、何かができるような体力も出てこず、ゴミ捨てをする意味も部屋を片付けて清潔に保つ意味も見出せなくなり、ゴミ屋敷や汚部屋を作ってしまいます。
ゴミ屋敷になる心理や病気の気力

発達障がい

発達障がいの中でも、注意欠如多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の事例を解説します。
注意欠如多動性障害(ADHD)は片付けができない、片付けをし始めても他のことに気を取られてしまう、片付けの順番がわからなくなりそのまま忘れてしまうなどの行動を起こし、片付けをすることに集中できません。

自閉症スペクトラム障害(ASD)はこだわりが強く「自分はこの(汚い部屋)状態を好んでいる」「これは私の家であり、私はこの片付いていない家に納得している」「あなたにはゴミに見えるかもしれないけれど、私はこれらの缶を大切に集めたから、これはゴミではない」などとこだわりを強く持ち、片付けを納得させることに時間がかかります。
ゴミ屋敷になる心理や病気の発達障がい

買い物や所有に依存している

ショッピングが好き、ショッピングをしている自分が好きだからと、買い物を繰り返す人。

このブランドの新作が出たら手に入れないと気が済まない、このキャラクターのグッズが出たら必ず買う、と手に入れて所有することに目的を見出す人。
このような人は買う・手にする・自宅に持ち帰るなどの行動に依存していますが、かといって手放すことが得意なわけではないため物を溜め込んでしまいます。
ゴミ屋敷になる心理や病気の買い物癖

終わりに

ゴミ屋敷は確かに見た目が醜く、臭いがきつく、害虫や害獣の住まいになってしまい火災や崩落の危険性が伴う有害な建物ですが、住人には悪気がない可能性もあるのです。

しかし明らかにゴミでも「わたしにとってはかけがえのない宝物なのよ」と考える人こそがゴミ屋敷を作ってしまっているのです。
まずはその考えや意見を受け止めて、しかしその気持ちよりもゴミ屋敷が周囲に迷惑をかけていることの方が問題なのだ、と理解をしてもらわなければなりません。

そして住人がゴミ屋敷を作り出してしまった精神状態や病気の治療をすると、快方に向かいます。

ゴミ屋敷を完全な悪者としてみるのではなく、どうやったら片付くのか、どうしたら再発しないのか、家族や自治体が寄り添ってあげることも大切でしょう。